働き方

フリー看護師って一体どんな働き方なの?

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こばん

こんにちは、こばんです!

個人事業主となり、フリー看護師として活動をするようになってから1年以上経ちました。

SNSやオンラインサロンのオフ会など色々な場所で人と出会い、話す機会が増えたのですが、

どうやって仕事をもらっているのですか?

看護師の事業収入ってどんなものですか?

こういった質問を受けることが多々あります。

なので、

実際にどんな仕事をもらっているのか、事業収入をどうやって作ったのか、など

フリー看護師の働き方について紹介したいと思います!

こばん

まだまだ発展途上であり、1年の短い期間ではありますが僕の経験が誰かの気づきに繋がれば良いなと思います!

まず最初に、〇〇しているから「フリー看護師」という定義はありません。

でも、フリーランスの看護師とは区別して「フリー看護師」と名乗っている意図はあります。

そのあたりも含めて記事にしていきたいと思います。

看護師がフリーランスになるのは難しい?

看護師に限らず、世の多くの会社員が「会社に縛られた人生は嫌だ!」と、フリーランスを目指すブームのようなものが起きています。

こばん

看護師の自分もフリーランスを目指してもいいんじゃないかな

そう思ったのが事の始まりです。

ただここで問題となったのが、看護師という職業は「診療補助」が仕事なので一人では何もできない、ということでした。

医師の指示が無いとできない事がほとんどであり、この「医師の指示のもとで働く」ということが大きな壁となりました。

事業所得を得ようにも、指示のもとで働く場合は「雇用関係」が生まれるので、雇用契約を結ぶしかなく、給与という形でしかお金がもらえないのです。

こばん

看護師でフリーランスなんて無理ゲーやん

組織に属する事なく、個人で仕事を請け負うというフリーランスの働き方を看護師がするのは難しい、という現実を知りました。

自分の事業を持とうと思ったら、訪問看護ステーションを立ち上げるか、ブログやせどりや動画編集など全く異なるジャンルの仕事をするしかないのか、と諦めかけました。

こばん

大人しく病院で働きながら副業を頑張るか・・・

と、諦めそうになりました。

でも、SNSの世界には看護師で自分の事業をもつ人もいれば、社長になっている人もいるのです。

他にもフリーランスではないものの、僻地で応援ナースをする看護師、派遣で渡り歩く看護師、複数の医療機関と雇用関係を結んで働く看護師など、「自由な働き方をしている看護師」はたくさんいます。

こばん

「フリーランス」じゃなくても、それに近い働き方を看護師でもできるのでは?

そう思うようになりました。

そこからは「フリーランス」にこだわらず、自由を求めて行動を始めました。

開業して、新卒から勤めた病院を辞めて、行動しまくって、さまざまな仕事を個人でもらって。そして今はまた病院に戻って。

会社や組織に属さない「フリーランス」にこだわる必要はなく、病院やクリニック、介護施設など組織に属していても良い。

一つの給料だけに縛られたり、働き方を縛られたり、健康を犠牲にしたり、人間関係やストレスを我慢し続けたり、

そんな自由のない看護師人生から脱することができれば、目標達成なんだと思っています。

だから自由な生き方をする「フリー看護師」として、一歩一歩前に進んでいます。

こばん

看護師という職業でも自由な働き方ができる。

それこそ僕が見つけた「フリー看護師」という道でした。

どうやって収入を得ているの?

では、実際にどんな収入を得て、生計を立てているのか紹介していきます。

僕の今の収入源は、給与所得と事業所得、そして微々たるものですが配当所得になります。

給与所得について

給与所得は説明不要かとは思いますが、企業や学校法人、訪問看護ステーション、医療機関など複数の組織と雇用契約を結び、給料としてもらっています。

一つの病院だけで働いていた時は、何も考えずに毎月ありがたく給料をもらっていました。

そして、毎年半年ごとにはボーナスが振り込まれます。まさに給料は麻薬。

こばん

職場に行って決められた仕事さえしていればお金をもらえる、ってありがたいことです。

でも、フリー看護師になってからはそう簡単な話ではありませんでした。

複数の会社と雇用契約を結ぶので、契約の種類だけでも色々な形があって、考えることも調べることもいっぱいありました。

特に社会保険の加入や確定申告といった所得税関連のことは勉強の日々でした。

こばん

前職の健康保健を継続するのか、国民健康保険に加入するのか、どっちが安く済むのか。

うまく免除制度を利用するために、契約の種類にも注意しないといけないし。

何も考えずに社会保険や税金をいっぱい取られる訳にはいかないし、やることいっぱいでした。

ひとつの組織に勤めているだけなら、そこの事務職の方々が全て手続きをしてくれるので、雇われの身の自分達はただただ給料をもらうだけです。

でも、フリー看護師だと同じ給与所得をもらうだけでも世界が違いました。

事業所得について

こばん

次に、どんな事業をして収入を得ているのか。皆さんが気になる部分もお話します!

実は給与所得だけではなく、看護師として事業所得ももらっています。

その収入源のメインは、自費の訪問看護サービスで利用者さんから受け取る「報酬」です。

自費の訪問看護って何ですか?

こんな質問も出てくるかと思いますので説明します。

一般的に訪問看護というと「医療保険」や「介護保険」といった公的な制度で受けることができるサービスです。

利用者側はサービスを受けるにあたって利用料を払うのですが、1〜3割の負担だけで済みます。

こばん

病院の受診の際に払うお金の負担と一緒ですね

この公的サービスを利用して、残りの手が足りない部分は家族で協力して何とか在宅療養を続けています。

ですが、家族もそれぞれ仕事や生活があって、全てを自分達だけでは負担できないため、そこで出てくるのが自費のサービスです。

育児の外注でベビーシッターを頼んだり、家事の外注で家事代行があったり、その延長線上に医療・介護の外注として、自費のサービスが少しずつ世の中に浸透していっています。

もちろん全額自費負担なので同じ内容のサービスを受けても、公的な訪問看護のサービスよりは料金が高くなります。

でも、その料金を払ってでも利用したいという需要は存在していて、そこに看護師が個人事業主として事業所得を得るヒントがありました。

こばん

雇用契約だと給料だけど、自費の訪問看護サービスは利用者と看護師間の契約で発生する報酬なので、事業所得になります。

病院に雇われて、医師の指示のもと仕事をするのであれば、雇用契約を結ぶしかなく給料という形でしか収入を得られませんでした。

同じく公的な訪問看護においても、往診医の先生の指示のもとで訪問看護を行うので、給料になります。

でも、自費の訪問看護においては、契約を結ぶ先は利用者本人や家族になります。

なので、給与所得ではなく、事業所得という形で収入を得ることに成功しました。

もちろん開業していなければ、事業ではないので、雑所得になりますのでご注意ください。

その辺りの所得税関連の話は難しくなるので今回は省略します。

こばん

かつ、なんやら最近は300万円を下回る副収入は、事業所得にならないとかなんとか・・・不穏な話が出てきていますが汗

こんな形で、給与所得と事業所得を得て、生計を立てています。

(※2022年8月現在は、勉強のため病院に勤めているので、一時的に雇われの身です。廃業はしていませんが。)

あとの収入源はそれぞれ微々たるものですが、ブログからの収入やちょっとした仕事の依頼などで事業所得をもらっています。

あと日本の高配当投資をしているので、配当所得もあります。

こばん

不労所得ですね。嬉しいです。(雀の涙ほどですが…笑)

どうやって仕事をもらっているの?

こばん

次は仕事の取り方について紹介していきます!

仕事は基本的に自分からアポを取って、実際に会いに行って、そこから仕事をもらう形がほとんどです。

派遣会社に登録して、募集のある仕事に応募して、出勤して給与を受け取るような受け身の働き方なら簡単にできます。

でも、それだと「フリーター」と同じです。

マニュアル通りの決められた仕事をするだけで経験も知識も得られにくく、個人としての信頼を積み重ねることもできません。

相手からは「派遣の看護師さん」として一括りに見られるからです。

こばん

実際に最初の頃は、派遣もしてみて、業務の改善など自主的に動けば何か変わるかと思い、行動した時もありました。

でも、感謝こそされましたが、あくまで派遣の看護師なので決められた時給以上に給料が増えることはないし、信頼されて違う仕事をもらえるということもなかったです。

派遣看護師でも、職場や仕事の選択肢は広がりますし自由度は高いですが、雇用主が「派遣会社」に変わっただけです。

受け身ではなく、自分から行動して仕事をもらいに行く姿勢が大切になります。

仕事の取り方について、いくつか自分の経験例を挙げますと

自費の訪問看護サービスは、サービスの仲介をしている企業があり、そこの社長とTwitterで繋がることから始まりました。

そして実際に会社まで行って色々と話をしたり、自分の活動について話したり、その企業のYoutubeに出演させてもらうことになったり。

そんなご縁もあって、自宅近くの訪問看護の案件を紹介してもらい、利用者さんやご家族さんと引き合わせてもらいました。

他には、大学の非常勤講師の仕事もしていました。

自分が大学生の時にお世話になった教授が、違う大学にて上の方のお偉いさんになっていたので、大学のHPに載っているメールアドレスに直接連絡を取ってみました。

そして、お会いしたい旨を伝えたところ、教授の方から連絡が来て、久しぶり会う流れとなりました。

そして自分の活動について話をする中で、その大学や他の大学の講師の仕事を依頼してもらうことになりました。

非常勤雇用なので給与所得ではありますが、直接の紹介で雇用してもらえたので、高い時給で契約をもらえました。

他には、クリニックからのコロナ関連の仕事の依頼もありました。

こちらはオンラインサロン上で知り合ったクリニックの事務長さんと直接お会いする機会があり、僕の活動を面白そうだと評価してもらえて、

そのクリニックでの仕事をいくつか依頼してもらうこととなりました。

こばん

環境に恵まれて仕事をもらえただけなので、仕事の取り方なんて仰々しいものはないですし、簡単な紹介だけにしておきます笑

もっと行動されている人も世の中にはいますので、自分はまだまだです。

ただ、このように自分個人を相手に売り込んで営業をかけて、信頼を勝ち取り、そこから仕事をもらう流れで、収入源を増やしていきました。

仕事ぶりを評価してもらえたら、引き続き仕事を依頼してもらえたり、他の仕事をもらえたりと、次に繋がっていきます。

SNSなどオンライン上の繋がりや、自分が以前お世話になった人など、使えるご縁は利用しまくって、仕事をもらっています。

現状と今後の方針は?

記事の途中にも書きましたが、実は今は病院に勤めています。

「病院に戻ったの!?フリー看護師は辞めたの!?」と思われそうですが、そうではなく、自分のスキルを上げることが一番の目的です。

フリー看護師として自由を求める中で、もう少しだけ病院に戻ってみようと思い、決断しました。

こばん

病院でしか学べないことがありますからね!

じゃあ、このまま病院勤務を続けていくのか、というとそうでもありません。

病院勤務は多忙で夜勤もあり、体調的にも精神的にも長く続けられる仕事ではないと感じています。

こばん

実際に戻ってから、ストレス性胃炎になって、突発性の蕁麻疹が出て、夜には不整脈が出て。

心と体は今の働き方を拒否しているようです笑

仕事自体はやりがいもあって、患者さんからは僕個人を頼ってもらえることも多く、楽しいんですけどね!

何より組織自体が大きくて看護師の総数も多いので、個人の仕事は評価されにくいですし、いろいろな制約があって、自由とはほど遠いです。

なので、修行の期間は1年と決めています。

おそらく来年には病院を辞めて、再びフリー看護師として全力疾走していると思います。

こばん

具体的にはまだ決まっていない部分がほとんどなので、今後の方針というほどでもないのですが…笑

自分の中の「フリー看護師」としての目標があるので、自由を目指して一歩一歩前に進むのみです。

終わりに

長々と書きましたが、フリー看護師という謎に包まれた働き方の実態を紹介してみました!

「看護師だから、過酷でストレスフルで自分の健康を犠牲にして、全てを我慢して働かないといけない」

って、そんなことは絶対ないです。

そうやって、身も心もボロボロになって辞めていった看護師の先輩も同期も後輩も、たくさん見てきました。

安定職ではあるので、我慢するのも一つではありますが、僕は違う道を進みたいと思っています。

こばん

大好きな仕事である看護師をしながらも「自由で豊かな人生」を送れるように今後も行動し続けます!

ではでは。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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