生活術

【必見!】強制加入の火災保険を解約する方法

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こばん

こんにちは、こばんです!

賃貸契約時に不動産会社から指定された火災保険に加入している人は多いと思います。

僕もそうでした。

不動産会社指定の火災保険がぼったくり料金の可能性が高いって知っていましたか?

火災保険の相場っていくらだと思いますか?
賃貸の場合、年間1万円だったり高くて2万円だったり。契約時に不動産会社に勧められ、加入してそのままという人も多いことでしょう。
しかし、年間5千円を超える場合、払いすぎと考えましょう。

本記事では

  • 加入を強制されたぼったくり火災保険を解約する方法
  • 僕自身の実例紹介

について書きたいと思います。

高額な火災保険に強制加入させられた話

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一人暮らしを始めた際、アパマンショップの専任物件を紹介してもらいました。

そして、紹介の条件として「指定の火災保険に加入してください」と言われたのです。

その内容は、1980円/月(税込)の火災保険付帯の24時間安心サポート「エルミナクラブ」というものでした。

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24時間サポートなんて、高齢者じゃないんだから。
こちとらまだ20代やぞ!?

不必要なサービスでしたが、紹介の必須条件とのことでした。

その物件が立地・家賃ともに気に入ったため、泣く泣く承諾することにしました。

火災保険の解約を決意

支払い始めて1~2ヶ月。

計算してみると年間24,000円にもなります。

無駄な固定費であり、払い続けることに納得がいきませんでした。

そして火災保険が年間2万円を超える場合はぼったくりである可能性が高いとの情報を知り、解約を決意しました。

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仕組み上、簡単に解約できないという壁にぶつかる


解約を決めたら行動は早いほうが良い。

そう思い、ネット上で保険の解約方法について調べて、加入している火災保険を提供する保険会社に解約申し込みをしました。

ところがです。

○○不動産が統括契約をしているためこちらでは解約ができません

なんとその火災保険は、不動産会社が提供するサービスと組み合わさっており、

自由に解約できない仕組みになっていたのです。

不動産会社との交渉の実際

こうして、不動産会社との直接交渉が始まるのでした。

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では交渉を行う際のポイントについて説明したいと思います。

POINT①

メールで交渉しましょう

いますぐに返答が欲しいという気持ちもありますが、

電話だと、上手く言いくるめられたりする可能性が高いです。

そのためメールで連絡を行い、その後の交渉もメールでのやり取りをオススメします。
メールだと文章として記録に残りますし、相手側も丁寧に対応せざるを得ないからです。

僕の場合は専門家に相談し、法律を調べ、契約書を穴が開くくらい読み込んで交渉に挑みました。

相談に乗っていただいた専門家の方のTwitterアカウントです。

ちんとら【賃貸トラブルたすけ隊公式】さんhttps://twitter.com/Ttoraburu

保険会社の指定は法律で禁止されています

POINT②

保険会社の指定は法律で禁止されています

火災保険は賃貸契約上、加入の義務があり、必ず加入しないといけないものです。

しかし不動産会社は、指定の火災保険加入を強制することはできません。

これは、独占禁止法・保険業法に抵触します。

独占禁止法第一九条
事業者は、不公正な取引方法を用いてはならない

消費者の選択の余地がない強要・強制的な販売は規制されます。

保険業法第三〇〇条:圧力募集の禁止

「この保険に入らないと入居させません」というのは保険業法に抵触する可能性が高いです。

つまりどの保険会社の保険商品を選択するかは、私たちの自由となります。

POINT③

指定の火災保険への加入を義務づける一文が契約書にないことを確認しましょう

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契約書の細かい文字を読むのは、非常に心が折れる作業でしょう。

ですが、契約内容の把握無くして、交渉の成功は得られないと思います。

加入の強制が法律に反することは、POINT②で記載しましたが、

指定の火災保険への加入が賃貸契約上の条件となっている場合、

それに納得した上で契約したと見なされるため、交渉は難しいでしょう。

10日間以上に渡るメールでの交渉

まず不動産会社へメールで連絡し、火災保険の解約を申し出ました。

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そして、いくつかやり取りをしましたが、以下が不動産会社からの返答でした。

こばん

火災保険を解約して自分で保険を選んでもよろしいでしょうか?

24時間の安心サポートサービスへの加入が契約の必須条件です。強制している会社が多いですよ

こばん

そちらが指定する火災保険への加入を強制するということでしょうか?それは独占禁止法や保険業法に該当しませんか?

火災保険に関しては、安心サポート加入者への保険の付帯であり無償ですよ。有料の火災保険プランを用意している会社も多いですが、当社では火災保険を無償でプレゼントしています。

こばん

・・・。

火災保険への別途加入はお客様の自由ですが、重複契約になりもったいないだけなので、オススメしません


話が通じず何を言っているのか理解に苦しみましたが、要するにこういうことでした。

  • 火災保険はあくまで無償で強制ではないため、独占禁止法や保険業法には抵触しない
  • サービス加入を強制している会社が多く、それが普通だから諦めろ
  • 無償なのだから、ありがたいでしょ

交渉で困った際の最強の言葉


上記のような返答で、論点もずらされてしまい、どう交渉を進めようか途方に暮れました。

ですがちんとら【賃貸トラブルたすけ隊公式】さんの助言を思い出したのです。

「契約書に記載が無い場合、強制力はない」

そうです。契約書にはサービスへの加入が賃貸契約上の必須条件との記載は無いのです。

そして、それでも強制される場合は、以下のように伝えるようにアドバイスをもらいました。

「契約書のどこに必須加入と記載があるかを示していただけますか?
いただいた返答を消費者センターや不動産協会への証拠とさせていただきます。」
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これほど最強の言葉はないと思いました。

ぼったくり火災保険の解約に成功

あれほど難航していた交渉も一転し、不動産会社からは以下のように返答を頂きました。
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「安心サポートサービスに関しましては基本的には加入していただくよう依頼しており必須加入にはしておりますが、強制加入ではございません

「社内にて検討した結果、安心サポートサービスおよび火災保険の解約を受け付けさせていただきます

年間2万円を超えるぼったくり火災保険の解約に成功したのです。

年間5,000円を下回る優良火災保険に加入

もちろん、火災保険の加入自体は、賃貸契約上の義務となります。

そのため、自分でお得な火災保険を探しました。

あくまで参考程度ですが、自分は「楽天損保のリビングアシスト」に加入しました。
www.rakuten-sonpo.co.jp

※現在、上記の楽天損保の火災保険は申込が急増したため終了しているようです

こうして年間で15,000円の固定費削減に繋げることができました。

おわりに

当ブログに記載の体験談はあくまで僕個人の話ですので、再現性があるかはわかりません。

ですが、同じように固定費削減に取り組む中で、指定の火災保険への加入強制により

解約に苦労している方の参考になれば幸いです。

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